マンションのオーナーの方は、所有する物件の維持管理をする必要があります。
特に外壁は、建物の美観を保つだけでなく、安全性と耐久性を維持する上で重要な要素で
す。
しかし、時間と共に外壁は必ず劣化し、時には大規模な修繕が必要になることもあります。
そこで、今回は、外壁タイルの劣化兆候と外壁タイルの大規模な修繕方法について解説し
ます。

□外壁タイルの劣化兆候とは?

外壁タイルはその美観と機能性から多くの建物で使用されていますが、経年によりさまざ
まな劣化が見られることがあります。
外壁タイルの劣化は、時に建物の安全性に関わる重要な警告信号となるため、適切な対
処が求められます。
ここでは、外壁タイルの劣化兆候を2つ紹介します。

1:外壁タイルの浮きと剥離

外壁タイルの浮きや剥離は、接着不良や施工時のミスが原因で生じることが多いです。
剥離は、タイルがその下の躯体から分離し、隙間が生じることを指します。
放置すればタイルが完全に剥がれ落ち、建物の下を通る方に危害を及ぼすリスクが高まり
ます。

2:外壁タイルの亀裂

外壁タイルに発生する亀裂の原因はさまざまです。
建物自体の構造問題や地震などの自然災害がその一因となることもあります。
タイルに生じた亀裂から水が浸入すると、建物内部の構造に悪影響を及ぼし、最終的には
建物の耐久性の低下を引き起こしてしまいます。

 

□外壁タイルの剥がれの補修方法!大規模修繕が必要?

外壁タイルの剥がれは、建物の美観を損ねるだけでなく、壁の防護機能を弱め、最終的に
は建物自体の耐久性に悪影響を及ぼす可能性があります。
外壁タイルの剥がれは一部ではなく、多くの箇所で発生している場合には、大規模な修繕
が必要です。
ここでは剥がれた外壁のタイルを補修する手順を紹介します。

1:打診調査

足場を組んで全面的に打診調査と目視検査を行い、壁のどの部分がどれほど劣化してい
るかを把握します。
この調査結果に基づいて、どの範囲をどのように修繕するかを決定します。

2:タイル補修

タイルが浮いていたり剥がれていたりする場合は、タイルの補修が必要です。
接着剤で固定する方法と、新しいタイルに張り替える方法があります。
浮いているタイルは「アンカーピンニング工法」を用いて固定し、ひび割れや欠損があるタ
イルは新しいものに張り替えます。

3:塗装

タイル補修が完了した後、外壁の次なるステップとして外壁塗装に取り掛かります。外壁が
タイルで構成されている場合、通常の塗料とは異なる特別な浸透性塗料の使用が求めら
れます。この塗料は、タイルの目地に深く浸透し、紫外線や雨水、さらには排気ガスなどか
ら目地の劣化を防ぎます。目地の内部に浸透して、雨水の侵入を抑制しながら防水層を形
成するのです。また、この塗料は無色透明であるため、外壁の美観を損なうことなく、見た
目を変えずに外壁タイルを保護することが可能です。

外壁塗装の主な目的は、外壁の美観を復元すると同時に、その防水性を高めることにあり
ます。このため、選ぶ塗料の品質が極めて重要となり、高品質な塗料を使用することで、外
壁を長期にわたり保護することができます。浸透性吸水防止材は、紫外線や温度変化にも
強く、長期間にわたってその防水効果を維持することができます。このような特性を持つ浸
透性吸水防止材は、タイル専用の撥水材としても非常に効果的であり、次回の改修工事
時にも、特に問題なく施工を行うことが可能です。

塗装を行う際は、ローラーやハケ、エアレス塗装機などを用いて施工が行われます。特に
エアレス塗装機を使用する場合は、周囲への飛散を防ぐために、養生をしっかりと行う必
要があります。

吸水防止材の施工は、見た目に変化を与えずにタイル目地を保護できるた
め、外壁の意匠性を維持しながら、防水性や耐久性を向上させることができるのです。しか
し、完全な防水を求める場合や、材料の価格が高い点が懸念される場合もありますので、
その点を考慮して適切な塗料選びを行うことが重要です。

 

 

□まとめ

外壁タイルの劣化や外壁塗装の剥がれが生じた場合、適切な時期に適切な方法で修繕す
ることが、きれいな外観を維持するために重要です。
マンションのオーナーの方は、劣化の兆候を見逃さず、専門家と相談しながら最適な修繕
計画を立ててください。
当社は、適正価格で安心できる工事をいたします。
金額の理由についてもお伝えしますので、マンションの大規模な修繕をお考えの方は、ぜ
ひ当社にご相談ください。


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