マンションオーナーの方にとって、建物の防水対策は資産価値を維持し、快適な住環境を
保つために欠かせないでしょう。
そこで今回は、屋上防水の種類別耐用年数と劣化サインについて解説します。
今回の内容を参考に、マンションの屋上の防水工事を検討しましょう。

□マンションの屋上防水の耐用年数

マンションの屋上防水は、建物を雨水の浸入から守るために必要な工事で、さまざまな方
法があり、それぞれに異なる特徴と耐用年数があります。
ここでは、3つの屋上防水を紹介します。

1:シート防水(接着工法・機械的固定工法)

シート防水は、屋上に合成高分子材料のシートを貼り付けて防水層を作る方法です。
主にゴムや塩化ビニルなどが使用されますが、これらの素材には柔軟性があり、屋上のさ
まざまな形状に適応してくれます。
耐用年数はおよそ10年から20年とされており、その間は比較的メンテナンスの手間が少な
く済む点が大きな利点です。

2:ウレタン防水(密着工法・通気緩衝工法)

ウレタン防水は、液状のウレタン材料を屋上の下地に塗布し、固化させて防水層を形成す
る方法です。
この工法は耐用年数が10年から15年程度とされていますが、塗布することで屋上の細か
い隙間や複雑な形状にもしっかりと対応できるのが特徴です。
ただし、紫外線に弱いため、定期的なメンテナンスが必要となる点には注意が必要です。

3:アスファルト防水(熱工法・冷工法・トーチ工法・BANKS工法)

アスファルト防水は、アスファルトを主成分とする材料を用いた防水工法で、15年から25年
の比較的長い耐用年数が期待できます。
アスファルト防水材を下地に塗布し、さらに上からアスファルトシートを圧着することで、厚
みのある強固な防水層を作り出します。
この方法は高い防水性を実現できる反面、重量があり、施工にかかるコストや時間が他の
方法よりも多く必要です。

 

 

□屋上防水の劣化を示すサイン

1:亀裂の発生

屋上の表面は日々、さまざまな外的要因にさらされています。
紫外線や雨水などが原因で、防水層の表面が劣化し、最終的には亀裂が発生することが
あります。
亀裂からの雨水の浸入は、屋上のみならず、建物全体の耐久性にも影響を及ぼすため、
定期的な点検と迅速な対応が求められます。

2:防水層の浮き

防水層の浮きは、水蒸気や結露などが原因で発生します。
防水層が浮き上がると、風によって簡単に剥がれてしまったり、外観の美しさを損ねたりす
ることもあります。
また、水分が防水層の下に留まることで、下地の腐食を招く恐れもあり、これが建物全体
の耐久性を低下させる要因となるのです。

 

 

 

□まとめ

マンションの屋上防水は、定期的な点検と適切なメンテナンスが必要です。
各防水方法には特有の耐用年数とメンテナンスポイントがあり、劣化のサインを見逃さな
いことが大切です。
当社は、お客様に満足していただける施工をいたします。
マンションの防水工事や塗装工事などの大規模修繕は、ぜひ当社におまかせください。


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